知っておきたいごみの事

家電ごみの不法投棄は山火事を引き起こす原因となっている

家電ごみの不法投棄は山火事を引き起こす原因となっているゴミに関する社会問題として、各自治体が苦慮しているのが不法投棄の問題です。

不法投棄は本来であれば適切な手順を踏んで専門の廃棄場に送らなければならないごみを、人気の少ない山道などに捨ててしまうことです。

ゴミに関する社会問題
この不法投棄の問題は街の景観を悪くしてしまうだけでなく、自然環境に対して悪影響を及ぼすリスクがあります。その中でも要注意事項として自治体が問題視しているのが、家電ごみによる山火事の増加です。

製造する際にガスやオイルを使うなぜ家電ごみが山火事を起こすのかというと、製造する際にガスやオイルを使うためです。

これらのガスやオイルが入ったまま不法投棄すると、太陽の紫外線や雨風によって部品を守るカバーが劣化して壊れていき外に漏れてしまいます。外に漏れたガスやオイルに誤って煙草の火などの可燃物が当たったり、太陽光の熱が長時間当たることで高温化して発火するというのがメカニズムです。

処理に関するコスト 松脂を代表するように山に生息する木々の多くは油が含まれており、もし家電ごみが原因で引火すると一気に燃え広がってしまい人命にかかわる大災害へと発展してしまいます。

なぜ家電ごみの不法投棄が止まないのか、基本的に適切な手順を踏んで処理をするのが面倒という理由に加えて処理に関するコストがかかることが問題です。

自然環境を守る目的で家電ごみに関して、種類別に処理費用を徴収するようになっています。
処理費用はリサイクルを促進するために必要経費ではあるのですが、長い不景気により個人団体問わずにリサイクルのための経費コストが重くのしかかっています。

リサイクルの重要性を理解しつつも、経費コストの重さを考えてしまい違法と分かっていても廃棄してしまうというのが背景です。

現状においては罰則強化という手段を講じていますが、問題の根本な部分は費用の重さが原因です。

必要経費そこでこの問題を解決するためには、コスト費用に関して理解を深めてもらうのと同時に適切な処理をしてくれた人に個人であれば商品券を送りそして団体であれば費用負担の軽減などの措置を盛り込むなど、画期的な案が求められています。

路上の放置自転車は色々なごみやリスクを呼び込む要因に

路上の放置自転車は色々なごみやリスクを呼び込む要因に路上に自転車が放置されると、どんな問題が発生するのでしょうか。まず最初に懸念されるのが、ごみが投げ込まれる問題です。
自転車には荷物を収納するためのかごが取り付けられています。前かごや後ろのかごに、心無い方々がごみを捨てる恐れが出てきます。近年、地域に関係なくごみ箱の数が減少して来ました。

前かごや後ろのかご街中に放置された自転車のかごは、心無い方々からすると丁度良い「ごみ箱」に見えてしまうのが悲しい実態です。自分で出したごみは自宅まで持ち帰るのが社会人としての当然のマナーです。ほとんどの社会人は真面目にごみを持ち帰り、分別して廃棄していますが、老若男女問わずマナーやモラル意識の低い方々が世間にいるのも事実です。

飲みかけのペットボトルをかごに捨てたり、新聞紙や雑誌を投げ込んだり、菓子パンやお菓子の空き袋をかごに捨てる等、非常に悪質な行為をする方々は残念ながら、一定程度います。

一度前かごや後ろのかごにごみが投げ込まれた自転車は、いわゆる「割れ窓理論」のような現象を呼び込みます。かごに既にごみが入っていると、「ここに自分のごみを捨てても平気です」といったメタメッセージを心無い通行人の方々に送ってしまうわけです。

もちろん、実際はそんな事はありませんが、元々モラルやマナー意識が低い方は自分の都合の良い方向に解釈します。
ごみの増加を避けるためには、とにもかくにも最初の一個のごみの投げ込みを避ける事が重要です。そのためには、放置自転車をなるべく早めに撤去する事が求められます。

美観を損なう放置自転車が長い間、路上に置かれていると美観を損なうという問題も出てきます。この辺りの住民は、美観に関心が薄い、モラルやマナー意識が低いのではという風評被害を誘発する結果になりかねません。放置自転車そのものは、直接街にダメージを与える物ではないかもしれません。

しかし、放置された自転車はごみやモラル意識の低下、風評被害といった潜在的なリスクを呼び込む要因になりやすいため、手間や費用を惜しまずに早期に撤去すべき物です。